この世界には歌手として入りましたが、デビュー曲がヒットした後、8年間はキャバレー回り。人生はイメージを描くことが大切だと思うのですが、20代は「何かが違う」と感じながらも与えられたことをこなすだけでボーッと過ごしてしまいました。そんなときにミュージカルに出ないかと誘われたのが演劇を始めたきっかけです。最初は軽い気持ちでやってみたら大変で、歌も踊りも演技も満足にできない。「このままではいけない」と必死で学習するうちにたくさんの舞台に出演させていただくようになりましたが、集団が苦手だったということもあり、何かが自分のイメージとはかみ合ってない気がして悶々(もんもん)とし続けていました。
ただ、演劇というのが自分を鍛えてくれるということだけはすごく感じていたんですね。そこで、一人舞台で自分が本当にやりたいことを追求してみようと始めたのが、「印象派」です。最初は演出やパフォーマンスはもちろん、スポンサー集めからプログラム制作まですべてを自分でやりました。私財をなげうち、崖から飛び降りるような気持ちでした。
人は展望があると頑張れるものだから、「もう、いやだ」と思ってもとりあえず起き上がってみるといいと思う。
あ、でも最近”頑張る”という言葉があまり好きじゃなくて、いまは”普通に楽しく”がモットー。”頑張る”が入ってきたらやめます。
ため息がでるほど格好良い!攻め続ける女優《夏木マリ》
いつも凛として美しい夏木さん。女優、歌手、声優、様々な活動を通して私たちを魅了し続けるその魅力に迫ります。ファーストクラスでの金髪姿から、かつてのグラビアまで、しびれる格好良さを堪能しましょう。(すてきな画像を見つけたらまた追加します)
(出典 matome.naver.jp)