「リンパ」とは体の隅々まで張り巡らされた血管とは異なるリンパ液を運ぶ導線のことを指します。

人間の身体は60%が水分でできています。これはちゃんと循環させないと腐ってしまいます。

循環システムのメインになるのが「心臓」と「血管」。身体は血液をめぐらせて全身の水分をリフレッシュさせています。

血管は先に行くほど細くなって、最終的には髪の毛よりもずっと細くなります(毛細血管)。その細いところから血液はしみ出して、細胞をうるおします。

細胞の中で古くなった水分の8割は、静脈に入って心臓に戻ります。

しかし、古くなった水分の残りの2割は静脈に入りません。「リンパ管」に入ってリンパ系独自のルートをたどります。これが「リンパ液」です

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リンパ節は身体全体に800か所くらいあって、とくに首やわきの下、太ももの付け根あたりに多く集まっています。そう、リンパマッサージでよく施術される場所ですね。

細かいリンパ管は合流を繰り返して太くなっていきます。最終的にたった2本のリンパ管になり、静脈に合流して血液と混ざります。

ちなみにリンパ管の流れはちょっとおもしろくて、左右対称になってません。なぜか右上の方だけ独立しています。 
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リンパ管には心臓みたいなポンプがありません。まわりの筋肉の動きにつられて、リンパ液が動くようになっています(筋ポンプ)。

これ、輸送の仕組みとして弱いんでしょうね。 血液は体中を1分くらいで循環するのですが、リンパは10時間くらいかかってしまいます。

座りっぱなしになっていると夕方くらいに足がむくんできてしまうことってありますよね。

筋肉が動いていない状態だとリンパ液も動きません。さら水分が重力に負けて下にたまり「むくみ」になってしまうのです。
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街中で受けることができるリンパマッサージはオイルを使うことが多いです。

理由はかんたんで、なにか「滑る物」があった方が効率的に肌をこすれるから。

マッサージ用のオイルに「アロマオイル」をつけると、リンパ循環効果とは別に、アロマオイル特有のリラクゼーション効果が効いてきます。

1カ月に数回はプロの手にて、リンパトレナージュをしてもらうとグン!
と、リンパ液が流れ出しますよ
心身ともにスッキリもします♪